作業療法士(OT)の活躍の場は年々広がっており、転職によるキャリアアップやキャリアチェンジは当たり前になりつつあります。

その一方で、「転職に失敗したくないが、どうしたらいいか分からない・・・」と悩むOTも少なくありません。

そこで今回は、転職に成功する方法について詳しくご紹介していきます。

1.作業療法士(OT)が転職に成功する5つのコツ

まずは、転職に成功する方法を見ていきましょう。ここでは、絶対にはずせない5つのポイントをご紹介していきます。

①.転職の目的をはっきりさせる

転職の目的は、これから転職活動を進める上で「核」となる部分です。

複数の志望先で悩んだときや、何を優先すべきかわからなくなったとき、「なぜ転職するのか」「転職によって何を実現したいのか」という目的に立ち返ることで、転職の失敗を防ぐことができます。

例えば、スキルアップと一口に言っても、スペシャリストを目指すだけでなく、ケアマネージャーなど資格取得につながる職場、これまでとは違う症例の患者さんをサポートできる職場など、考えられる道も様々ですので、転職の軸もブレやすいといえます。

このケースであれば、「○○や××が学べる(リハビリができる)環境でスキルアップして、□□のようになる」と明確にしておくことが転職に成功するポイントになってきます。

②.希望条件の優先順位をつける

やはり、100%希望通りの職場を見つけることはなかなか難しいので、少しでも良い条件の事業所で働きたいと考えるのは自然なことです。ただ、あれもこれもと欲張りすぎてしまうと、一番大切な転職の目的を見失ってしまうことも少なくありません。

そこで、転職の目的を達成するために必要な条件に優先度を設け、「絶対にゆずれない点」と「妥協点」の線引きをしておくことが、転職活動中のブレを防ぐことにつながります。

特に、病期や施設、給料、働き方などは悩ましいポイントですので、目的に沿って事前に優先度付けを行っておきましょう。

③.自己分析・求人のリサーチに時間をかける

理想の転職先を探す上で、自己分析と求人リサーチは非常に重要です。どんなに条件が良くても、その職場が自分にマッチしているとは限りません。

まずは、自分のスキルや経験はもちろん、得意・不得意などをしっかりと分析し、どんな職場が自分に合っているかを把握しましょう。 その上でリサーチすると、適性にマッチした求人を効率的に見つけることができます。

④.書類作成・面接対策を入念に行う

履歴書に記載する志望動機、これまでのキャリアを伝える職務経歴書は、あなたの魅力を伝える大切な項目です。時間をかけて丁寧に作るようにしましょう。また、第一印象や人となりをキチンと伝えるためにも、面接対策までしておくと安心です。

こうした書類や面接では、初対面の相手に自身の良さを知ってもらうことが一番の目的です。

OTとしてだけでなく、人としても一緒に働きたいと思ってもらえることを意識し、齟齬なく端的に説明できるようにしておきましょう。

⑤.転職エージェントを上手に活用する

通常のリハ業務に加え、サマリー、月末書類、カンファレンス書類、さらには勉強と、OTとしての仕事は多く、プラスして転職先を探すのはやはり大変です。スムーズに転職活動をする方法の一つとして、転職エージェントを利用することをおすすめしています。

転職エージェントは希望に合った転職先をピックアップしてくれるため、求人情報を探す時間を大幅に短縮できます。また、労働時間や給与の交渉など、「自分でやるのはちょっと面倒だな…」ということまで、サポートしてもらえるのは、助かる方も多いはずです。

2.キャリアによる違いを押さえる

職場によって求められる人物像やスキルが異なるのはもちろんですが、同じ職場であってもこれまでの経験や年齢によって、求められるものは変わってきます。

新卒で働き始めた年齢によっても変わるため、ざっくりとしたものにはなってしまいますが、年代別で求められる主な項目については、次のようなイメージを持っておきましょう。

20代前半:柔軟性や飲み込みの速さ、素直さなど人となりが中心。
20代後半:人となりに加え、これまで培ってきたスキルや経験。
30代全般:これまで培ってきたスキルや経験が中心。
40代以上:スキルや経験に加え、新しい職場への対応力。
※30代以降は、人となりはできていて当然という項目になります。

3.余裕をもった転職スケジュールを立てる

これまでは転職そのものを成功させる方法を中心にお伝えしてきましたが、最後に転職活動をスムーズに進めるためのポイントを解説していきます。

作業療法士(OT)の転職には3ヶ月~半年ほど時間がかかりますが、よほどの理由がない限り半年前にはスタートするようにしましょう。転職前に行う自己分析や新しい職場の条件出しや優先度付けはもう少し早いタイミングから行ってもいいかもしれません。

まず、転職先に応募してから内定がでるまでの時間ですが、大体2~3ヶ月を見ておくと焦ることなく転職活動を進められるケースが多いです。

そこに、転職先の候補をピックアップする時間と、退職の旨を現職に伝えて滞りなく引継ぎを行う時間が2~3ヶ月必要になりますので、合わせて半年ほど時間があると安心という計算です。

また、ボーナスが出る場合は、その支給日も外せないポイントです。引継ぎ期間とボーナスの支給日が重なるように調整することが理想といえるでしょう。

4.まとめ

作業療法士(OT)が転職で成功するためには、軸を明確にすることから始まります。

専門職であるため、なんとなく転職活動を始めてしまう方もいますが、核となる転職目的を確立しておくことで、志望先の優先度や書類・面接対策をスムーズに進めることができます。

そして、転職エージェントなどを上手に活用しつつ、余裕を持ったスケジュールで転職に臨むと後悔する確率を下げることができます。

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