作業療法士(OT)にとって、キャリアアップやキャリアチェンジで転職することは珍しいことではありませんが、転職におすすめの時期はあるのでしょうか。

今回は、OTが転職に成功するために気になる、スケジュールや時期について詳しくご紹介します。

転職はキャリアにおいてターニングポイントとなることも多い、とても重要なものです。全体の流れを把握して、後悔しないように進めていきましょう。

1.作業療法士(OT)におすすめの転職時期

まずは、転職する時に最も気になる時期について見ていきましょう。

辞めるのが多いのは節目

他の業界と同様に、OTも上期や下期の節目に退職する方が多いです。病院や施設によってバラつきはありますが、9月(上半期)や3月(年度末)が一般的です。また、12月の年末も節目とすることが多いです。

仕事が一段落付き、患者さんの引継ぎなどがスムーズなことも、節目の離職につながっているのかもしれません。

求人が多いのは節目やその前

OTの離職者が期の節目に多いことから、節目の前に求人募集をかける病院や施設は少なくありません。そのため、一般的な節目である8月や2月に増える傾向があります。

少しでも多くの求人情報の中から次の転職先を選びたい方は、この時期に応募する職場を選べるようなスピード感で転職活動を進めるのがいいかもしれません。

ボーナスは受給後も人気

時期的には節目とかぶる方もいますが、ボーナス支給後も転職のタイミングとして多い理由です。

ボーナスが年収に占める割は決して少なくありませんので、ボーナスの支給月が近い場合は、もらえる月まで籍を残す選択をする方も多いです。

一番は思い立ったタイミング

OTは比較的転職しやすい職種であり、転職先が見つからないということはあまり考えられません。ですので、自身が求める条件の求人があるかどうかが、転職成功におけるポイントといえます。

時期やエリアによってバラつきはあるものの、基本的には1年を通して求人は存在し、転職活動にかかる時間が3ヶ月~半年が一般的なことを踏まえると、転職を決意した時に活動そのものはスタートすることをおすすめします。

ですので、この時はやめておいた方が良いという時期はありません。

2.作業療法士(OT)の転職スケジュール

OTが転職にかかる期間はおおよそ3ヶ月~半年ですが、具体的にはどのようなスケジュール感で転職活動を進めていけばいいのでしょうか。

ここからは、転職の流れについて確認していきましょう。

転職の準備(2週間~1ヶ月)

まずは、転職に必要な履歴書と職務経歴書を作成していきます。

どちらも求人に応募するタイミングに作成してもいいのですが、自己分析や転職の条件をまとめた後、大枠を作っておくとのちのち楽になります。

その次に、求人情報をリサーチしていき、自身にあった求人情報を見つけていきます。

応募と面接(1.5ヶ月~4ヶ月)

人によって大きくバラつきがありますが、求人に応募して面接し、希望の職場に内定をもらうまでに1.5ヶ月~4ヶ月ほど見ておきましょう。ちなみに、PTOT人材バンクに2020年に登録したOTが、内定をもらうまでの平均期間は2ヶ月でした。

ある程度、転職後のキャリアが決まっている方は比較的早いですが、さまざまな道から模索する方は時間がかかるケースが多い印象です。

いずれにせよ、転職に成功したと思えるような施設を見つけることであり、そのためにはある程度時間がかかると思っておきましょう。

退職手続き(1ヶ月~2ヶ月)

法的には14日前に申告することで退職できますが、円満退職するためには就業規則に則った形で退職手続きを進めましょう。

特にOTのようなリハ職は、患者さんの引継ぎやその他業務の引継ぎに時間がかかるケースが多いので、1ヶ月では短いとされることも少なくありません。少なくとも決まっているシフトはこなし、次のシフトが決まる前に報告するようにしましょう。

少し脱線しますが、就業規則で決まっていない場合は、退職意思を伝えるのは直属の上司にし、内定が出てから行うようにしましょう。それまでは、仲の良いスタッフにも言わないことをおすすめします。

3.まとめ

作業療法士(OT)の転職も、多くは他の業界と注意点は変わりません。

基本的には、半年程度の余裕をもって転職活動をスタートし、自身が転職を通して叶えたい目標や譲れない条件を達成していくことが大切です。

期末などの節目や節目・ボーナスの前後など、転職に向いている時期は少なからずありますが、無理して合わせるまでのものでもありません。大事なのは、転職が必要だと思ったタイミングで活動をスタートすることです。

ただ、患者さんと密にコミュニケーションをとる仕事ではありますので、退職時の引継ぎも余裕を持つように心がけましょう。法律通りに進めてしまうと病院や施設だけでなく、患者さんに迷惑をかけてしまうため、注意が必要です。

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