一般的に、3月前後や9月前後など期の節目に求人情報が多くなりますが、言語聴覚士(ST)の場合はどうなのか、転職に有利な時期がないかと気になる方も多いのではないでしょうか。
1社で働き続けるという価値観はなくなりつつありますが、10回以上転職するような人はまだ多くなく、一回一回の転職に慎重になることは当然といえるかもしれません。
そこで今回は、転職時期やSTにおすすめの転職の進め方について詳しくご紹介していきます。
転職活動に共通の正解はありませんので、自分なりの活動の参考にしてみてください。
目次
1.言語聴覚士(ST)と転職時期
まずは、STが転職するタイミングや求人情報が多い時など、転職時期について見ていきましょう。
一番は転職したいと思った時期
元も子もありませんが、「成功した」と満足するような転職において、時期による影響はほとんどありません。やりたいことやキャリアの明確化を行い、求める条件にあった職場を見つけられるかが最大のポイントです。
そのためには、求められる職場や活躍が期待される分野の広がりなど、年々変化する環境の中で、STとしての自分を見つめなおすことがなによりも大切です。
今の職場を辞めたいという理由であれば、次からご紹介する時期を参考にするのも手ですが、キャリア的な理由であれば思い立った時がベストと言えるでしょう。
求人情報が増えるのはSTも同じ
冒頭でお伝えしましたが、その他の業界と同じようにSTも基本的には8月~10月や2月~4月に求人が増える傾向にあります。
多くの求人情報から職場を選びたい方は、この時期に転職先を選ぶと良いかもしれません。
一方で退職する時期でいうと、正確には会社(職場)によって違いますが、9月・12月・3月といった節目を選ぶ方が多いです。引継ぎはもちろん、ボーナスを受け取ってから離職と考える方にとって、この時期が最も良いタイミングと言えるでしょう。
こうした節目に辞めるためには、転職情報が増える時期よりも少し早めに活動をスタートした方が安心です。
また、10月や4月のように入職のタイミングをキリが良い時期にする場合は、さらに早く始める必要があります。
転職時期の考え方
次の章で詳しく解説しますが、転職には3ヶ月~半年はかかると考えておきましょう。
働きながら進めることを考えると、自己分析などに1ヶ月ほどかかりますので、本格的に転職先を検討できる時期は2ヶ月目からになります。また、円満退職のための引継ぎに1ヶ月使うことも加味すると、転職活動を始めるベストな時期が計算できるかと思います。
例えば、入職のタイミングをキリ良く4月にして転職期間を3ヶ月にする場合、遅くとも1月には転職活動をスタートする必要があります。もちろん、退職後1ヶ月くらいゆっくりする期間を設ける場合は、12月からスタートする計算になります。
こちらは理想ですので、思うような求人情報に出会わない可能性などを考えると、もう少し早めにスタートしてもいいかもしれません。
2.失敗しない転職スケジュール
ここからは、具体的な転職フローについてご紹介していきます。
簡単にではありますが、実際の動きもお伝えしていきますので、転職活動のイメージを固める参考にしてみてください。
【スケジュールイメージ】
準備 | 1ヶ月程度 |
求人情報精査 | 2ヶ月~4ヶ月程度 |
退職手続き | 1ヶ月~2ヶ月程度 |
転職活動をスムーズに進める準備
転職で失敗しないためには、どういった業務でキャリアを積んでいくのかを明確にしていくことが不可欠です。同じ領域で専門性を高める、新しい病期・症例と携わるなど、改めてキャリアについて考える時間を持つようにします。
その方法として一般的なものが、自己分析と求人情報のリサーチです。
もちろん、転職活動に入る前からキャリアプランが明確な方もいますが、これまでの仕事を振り返ることや求人情報を眺めることで、これからのキャリアを言語化していくケースがほとんどです。
また、その過程で履歴書や職務経歴書も作成していくことをおすすめします。
➡履歴書&職務経歴書を添削してもらう(無料)
求人情報のリサーチ
次に、興味のある求人情報を精査していきます。
ただ、言語聴覚士(ST)は仕事や勉強に忙しいため、自身にあった求人情報をピックアップして細かく検討していくことはとても大変です。そこでおすすめしているのが、転職エージェントを活用する方法です。
エージェントに対して要望や条件を提示することで、ピックアップ業務を代行してくれますので、自身は上がってきた求人情報を精査し、条件に合うものに応募していくという作業で済ませることができます。
➡キャリアパートナーに希望条件を伝える(無料)
引継ぎや退職手続き
転職先が決まったら、直属の上司に退職の旨を伝えます。
法的には14日ですが、多くの事業所の就労規則では退職1ヶ月前の告知が義務付けられていますので、円満退職のためにはこの期間を守ることをおすすめします。(就労規則の確認は必ず行うようにしましょう)
その後は、業務の引継ぎや書類手続きを進め、退職という流れになります。
言語聴覚士(ST)が「辞めたい」と思ったとき使える退職理由
3.まとめ
今回は、言語聴覚士(ST)の転職時期とスケジュールについてお伝えしてきました。
転職時期でベストなものや外せないものはありませんが、転職に失敗しないためには思った以上に時間と準備が必要になります。
具体的な退職・入職時期は転職活動中に考えるようにし、自己分析や職歴書の作成を進めた方が、その後の調整もやりやすくなりますので、まずはそこから始めてみてはいかがでしょうか。
不明点があれば、是非PTOT人材バンクのキャリアパートナーに遠慮なくご相談ください。
PTOT人材バンクへのよくあるご質問
PTOT人材バンクご利用者様の声(口コミ)
言語聴覚士(ST)の求人・転職情報はこちら
関連記事
言語聴覚士(ST)の転職に関するおすすめ記事をご紹介。