機能訓練指導員の仕事内容について

2020-10-26 15:30:00



要介護者や要支援者に対してリハビリテーションを実施する「機能訓練指導員」は、介護業界の中でも月収が比較的高いことから人気の職種となっています。今回は、この職種を目指している方や転職を考えている方に対して、実際にどのような仕事を行うのか、なるために必要な資格や活躍している場所などについて詳しく解説します。
目次

機能訓練指導員ってどんな仕事?


「機能訓練指導員」とは、介護施設などの利用者それぞれの心身の状態に合わせて機能訓練の計画を立てて実施するリハビリ分野の職種です。特別養護老人ホームやデイサービスセンターには必ず一人以上配置することが法律で定められています。

ちなみによく勘違いされますが、「機能訓練指導員」という資格はなく、あくまで職種のひとつで、この職種に就くためには下記の資格のうち一つが必要になります。

「機能訓練指導員」になるために必要な資格


機能訓練指導員になるためには次の資格のうち最低一つが必要です。

  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 柔道整復師
  • あんまマッサージ指圧師
  • 看護師
  • 准看護師


機能訓練指導員になるための試験などはなく、上記の資格を持っていれば働くことが可能です。

基本的な仕事内容


機能訓練指導員は利用者の生活環境を確認したり、身体機能を評価したりすることが最初の仕事になります。利用者本人やご家族とも相談しながら、どのような訓練が必要なのかを考え、「機能訓練計画表」と呼ばれるものを作成します。

機能訓練はこの計画表に基づいて行い、計画表は3ヵ月ごとに経過や状態などを踏まえて見直す決まりになっています。また、ほかにもレクリエーションの実施や利用者一人ひとりに合わせた車いすや補助具、自助具の選択、ほかの介護スタッフに対して介助の提案やアドバイスを行ったり、必要な指導したりするといった仕事もあります。

勤務先や就職先は?


働く職場はその人が持っている資格によっても変わってきます。

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職や看護師、准看護師などの医療職の方は、病院をはじめとした医療現場で働くケースが多く見受けられます。一方、柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師の場合は、デイサービスや特別養護老人ホームのような介護施設で働く人が多いようです。

資格別の主な仕事内容


所有している資格によって、働き方や仕事内容は異なります。では、それぞれの資格による詳しい業務内容を見ていきたいと思います。

看護師(准看護師)


看護師や准看護師の資格を持つ方が働く場合、持っている医療知識を活かして利用者の健康状態を調べたり、体調管理を行ったりするほか、病気やけがの予防や処置などを行ったりすることができます。

理学療法士


理学療法士の場合、けがや病気などで運動機能に障害を抱えるようになった利用者にリハビリを行うことになります。運動療法や物理療法などによって、日常生活の中の運動や動作の機能改善、症状悪化の防止を目指します。

作業療法士


理学療法士が立つ、歩くなどの日常的な基本動作のリハビリをおもな対象としているのに対して、作業療法士の場合は心理的なリハビリや、入浴、食事、掃除といった応用動作のリハビリを行います。また、レクリエーションや創作活動なども訓練に含めることによって社会生活への復帰をサポートします。

言語聴覚士


言語聴覚士の資格を持つ方は言葉によるコミュニケーションに障害を抱える利用者に機能回復のための訓練や指導、リハビリを行うことになります。それに加えて嚥下障害や口腔機能など食べることに関係した機能回復も目指します。

柔道整復師


柔道整復師が働く場合、骨折やねんざ、打撲といったけがに対して、整復や固定などの手技を駆使して機能回復を目指すことができます。整骨院や接骨院などで実務経験がある方の場合、高齢者相手のケアも慣れているので働きやすいと言えます。

あん摩マッサージ指圧師


あん摩マッサージ指圧師の場合は肩こりや腰痛、筋肉のハリといった利用者の体の違和感や疲れなどをマッサージや指圧などの手技を使って機能訓練を行います。

鍼灸師(はり師・きゅう師


鍼灸師は平成30年から機能訓練指導員の資格に加えられました。鍼灸師が働く場合には、鍼灸を用いて身体の痛みを取り除く知識や技術を生かして機能の改善を目指した訓練を行うことになります。

以上が資格によって異なる機能訓練指導員の仕事になりますが、施設によっては機能訓練だけでなく、身体介護や送迎が含まれることもあります。

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