働き方や企業の在り方の変化により、転職は身近なものに変わってきました。この流れは、理学療法士(PT)でも変わらず、スキルアップやキャリア、働き方など様々な理由で転職を希望する方は少なくありません。

ただ、転職で成功したいという思いはあるものの、「実際どうしたらいいの?」と悩む方は非常に多いです。

今回はそんなPTのために、転職で失敗しない方法をご紹介していきます。

初めての転職する方はもちろん、今の職場選びで失敗した、前回の転職からだいぶ時間が経っているなどの理由で、次こそは後悔しないようにしたいと考えている方も、ぜひ参考にしてみてください。

1.理学療法士(PT)が転職で成功する3つのポイント

まずは、PTにとって外せない転職に成功するための基本を見ていきましょう。

①.方向性を明確にする

キャリアが浅い方はもちろん、40代~50代のベテランの方も、まずはどのように働いていきたいかをイメージすることが大切です。

例えばPTの場合、次のようなものから考えていくと固まりやすいでしょう。

  • 老人ホームやデイケアなどの施設形態
  • 急性期や回復期、維持期などの病期
  • 患者さんとの向き合い方など働く環境
  • 特定の理学療法や物理療法などのスキル

大事なことは、絶対に譲れないと感じる部分と、できれば叶えたい部分を明確にし、転職先の条件を固めていくことです。

②.客観的な視点で評価する

自己評価と他者評価は必ずと言っていいほど乖離します。ですので、転職活動に本格的に入る際は、自己分析など自身について客観的に評価する時間を持つようにしましょう。

「自己評価<他者評価」であればまだいいですが「自己評価>他者評価」になってしまうと、転職がなかなか進まないだけでなく、入社後のギャップも大きくなりがちです。

特に、PTとしての経験が増えていくにつれ市場価値とずれが生じやすくなりますので、面倒だと思わずに取り組んでみることをおすすめします。

③.採用側の気持ちを汲む

患者さんの思いや感情を考えることの多いPTは比較的得意な方が多いですが、採用する担当者や施設が何を求めているかをキチンと考えることも、転職に成功するポイントの一つです。

人間性はすべての人が求められる基本ですが、一緒に働いていけるか、職場の雰囲気に合うか、スキルや経験は足りているかなど、あなたの年齢やこれまでの経験によって重視される内容は異なります。

求人情報の読み込みやエージェントに相談するなどで、転職を希望している事業所が何を求めているかを考えるクセをつけ、自身の思いと事業所の思いのギャップをなくすように心がけましょう。

2.年齢やキャリアによって違う失敗しない転職

先ほどご紹介した基本に加え、年齢やキャリアによって転職のポイントは異なりますので、各年代別に解説していきます。

ここでは、20代前半で理学療法士(PT)として働き始め、出産など休職期間の有無にかかわらず、PTとして働いてきた方をモデルケースとしています。

30歳前後で働き始める方や別業界から出戻りする方など、実情はさまざまだと思いますが、そこは調整しながらご確認ください。

20代前半のPT

1年~3年程度働いた経験がある場合は、基本を押さえた新人と見られることもしばしば。

現職と同じ病期や症状が主な施設でない限り、未経験と同じような扱いになってしまうこともある一方で、様々な施設や病期に就職できる可能性があり、経験よりも柔軟性や素直さが重宝されることも少なくありません。

スキルアップやキャリアを考えての転職は非常にやりやすいですが、新卒と変わらないという印象を与えてしまうと転職が難しくなりますので、これまでのキャリアや経験をしっかり伝えることが成功の秘訣です。

20代後半のPT

5年以上経験を積んだPTは、即戦力としての役割も求められるようになります。

ですので、今あるスキルを深めたり、できることを増やしていくような転職は非常に行いやすいと言えるでしょう。

また、年齢も若く全く違う領域へのチャレンジもしやすいので、経験者として選択肢が最も広い時期と言えるかもしれません。

30代のPT

30代になってくると未経験領域への転職は少しずつ難しくなってきます。即戦力やこれまでの経験を求められる求人が増えるため、未経験の病期や症状が中心の施設への転職は年々厳しくなるでしょう。

ただ、これまで積み重ねてきたスキルや経験に対する評価が強くなり、自身のキャリアを生かせる職場であれば様々な選択肢があるとも言えます。

特に独身の方は、これから自身を取り巻く環境が大きく変化する可能性があるため、新しい道にチャレンジしやすい最後のタイミングであることも多く、今後のキャリアプランを十分に練ることが失敗しないポイントになります。

40代以上のPT

ベテランの域に差し掛かる年代では、どれだけ環境の変化を受け入れられるかが転職の成否を分けるといっても過言ではありません。

今の職場でも環境は変わっていくと思いますが、転職と比べてしまうと小さな変化であることが多いので、合わせていくストレスは最も小さいと言えるでしょう。

そのため、新たな環境で働くことを検討する際は、今の生活スタイルと思いを整理し、どのタイミングで転職をするかの見極めが大事になってきます。

辞めたいという思いで転職を決めるのではなく、家族や友人、転職エージェントなどに相談しつつベストな選択肢を探っていくことが、転職の成功率を高めることにつながっていきます。

3.転職時の注意点

最後に、転職で失敗しないための注意点をご紹介していきます。

条件の良さだけで転職先を決めない

ほとんどの方は、今の職場より条件が良いことを求めて転職されますが、表面上の情報だけで転職先を決めてしまうと、後々不満を抱えることにつながります。

今回ご紹介したように、転職の目的や働き方など、目に見えない条件も含めた上で、事前リサーチや職場見学も活用していきましょう。

転職時期を逆算してスケジュールを組む

準備も含めた転職の平均期間は、約3ヶ月~半年です。慌てて転職することのないように、「少なくとも3ヶ月はかかる」と見積もって、余裕のあるスケジュールを組みましょう。

理学療法士(PT)は日々の職務や勉強など非常に多忙なため、転職エージェントを活用してみるのもいいかもしれません。

また、稀に退職の意思を伝えた後や退職してから転職活動を始める方もいますが、余裕がなくなり妥協してしまう可能性も高まるため、事前告知はせず退職・転職の希望時期から逆算して転職活動を開始するのがベストです。

内定がでてから退職意思を伝え、円満退社できるように進めていけばOKです。

転職活動が周囲にバレないようにする

先ほどご説明した通り、転職先の内定をもらってから退職の意思を伝えることが後悔しない転職につながりますので、内定が出るまでは、退職予定や転職活動をしていることを、上司・同僚に気付かれないよう注意しなければなりません。

直属の上司に退職の意思を伝えるまでは、仲の良い同僚であっても退職・転職の話は伏せておきましょう。

4.まとめ

理学療法士(PT)が転職を成功させるポイントをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

年齢や経験によってポイントが異なることもありますが、転職の方向性を固め、自己分析を行い、転職先を決めていくことは全てのPTに共通して重要といえます。

また、転職活動は余裕をもって取り組むようにし、転職先が決まり上長に報告するまでは誰にも言わないようにしましょう。

PTOT人材バンクでは無料の転職サポートも行っていますので、困ったらぜひ相談してみてください。

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