転職時に必ずと言っていいほど提出を求められるのが「職務経歴書」です。採用担当が最初に目にする書類であり、あなたの代わりにあなたをプレゼンテーションしてくれるとても重要な書類になってきます。

はじめての転職では、職務経歴書なんて書いたことないし、何を、どんなふうに書けばいいかわからない…といった方も多いと思います。

そこで、今回は理学療法士(PT)の皆さんにおすすめの職務経歴書の書き方のコツをご紹介します。

採用者にあなたの魅力を十分に伝えられるように、一つずつポイントを押さえながら、読み進めてみてください!

1.職務経歴書は形式の選定から

まずは職務経歴書の形式を選ぶところから始めましょう。

職務経歴書には1.編年体形式、2.逆編年体形式、3.キャリア形式の三つの形式があります。

編年体形式は時系列順に自分の経験・キャリアを記載していく形式、逆編年体形式は最新の仕事内容から時系列を遡って記載していく形式、キャリア形式は業務経験や関わったプロジェクトなどの単位でまとめていく形式となっています。

どの形式を選んでいただいても大丈夫ですが、編年体形式が最も書き易く、一般的なものなので、こちらの形式がおすすめです!

どの形式が自分に合っているかわからない場合はPTOT人材バンクのキャリアパートナーにご相談ください!

2.理学療法士(PT)におすすめの職歴書の書き方

形式が決まったら、早速内容に移っていきます。PTさんが押さえておくべきポイントを紹介していきますので、一つずつ確認していきましょう。

また、次の章ではこれらを踏まえた具体的な記載例もご紹介しますので、合わせて確認してみてください。

まずは経歴を記載

編年体形式の場合は、古いものから順番に記載していきます。

勤務先の情報(施設形態、施設名、従業員数、病床数など)はホームページなどを確認し、正確に記載します。異動や昇格についても、時期も併せて記載しましょう。

業務内容や経験を伝える

どんな方を対象に、どういった体制・環境で仕事を行ってきたか、また、その職場の中でどんな役割を果たしていたかという事実を記載します。

新人教育や実習生の指導、研修会や学会での発表など、通常業務以外での特別な経験も記載してOKです。研修会や学会については正式名称を記載しましょう。

特別な経験がない場合は、仕事上でミスや失敗をした際に、どのように解決したか、また、その経験をどう活かしてきたかなどの失敗経験を記載するのも良いでしょう。

アピールポイントで強みを訴求

所属していた施設の特色などと絡めながら、勤務先で培ってきたスキルや知識をアピールしましょう。

ただ、必ずしもスキルや知識をアピールする必要はなく、リハビリ業務への取り組みや向き合い方などを記載して頂いても大丈夫です。

応募先との関係も考えながら、3点ほど記載しましょう。

資格は正確に

いつ取得したかも含めて、現在所持している資格を正確に記載します。

自己PRには決意表明も含めてOK

自身の人間としての強みや、仕事を通して培った能力、実績を記載します。アピールポイントや履歴書の志望動機と重複しないように注意しましょう。応募先の特徴を含めて、自身のキャリアプランや将来やってみたいことなど、これからの決意表明を記載してもらっても大丈夫です!

3.職務経歴書の具体例

参考URLの書き方に沿い、かぶらない形で職務経歴書の具体例を記載。

職務経歴書(見本例)
20××年×月×日
(氏名) 〇〇 〇〇

【職務経歴】
医療法人〇〇病院
2011年4月~2015年3月
業種:医療・福祉関連
雇用形態:正社員

【業務内容】
◆概要
大学卒業後、総合病院に入職。急性期病棟および回復期病棟において主に整形疾患、救急外来における術後の患者様および中枢疾患を有する患者様のリハビリテーションに従事する。
◆経歴・担当業務
2011年4月 医療法人〇〇病院入職 
病床数 650床 リハビリテーション部45名(理学療法士25名)
急性期病棟担当
2013年4月 同病院 回復期病棟へ異動
急性期病棟では整形外科疾患および救急外来にて手術をされた患者様を対象に、医師、病棟看護師、薬剤師と連携し急性期からのリハビリ介入を行う。回復期病棟では整形外科疾患の患者様に加え、中枢疾患の患者様も担当し、週1回の自宅退院支援カンファレンスに参加し、在宅復帰に向けた介入を行ってきた。

【アピールポイント】
◆幅広い疾患知識
急性期病棟、特に救急外来においては合併症を多数有している患者様が多く、担当するにあたり呼吸器や循環器疾患の知識も必要とされるケースが大半であったため、幅広い疾患に対するリハビリに対応できると思います。
◆介入の個別性
患者様によって退院時の身体機能や退院後の生活環境は異なってきます。これまで多くの方の退院支援に携わらせて頂いた経験を活かし、患者様がどうしたら快適に自宅で生活できるかを一番に考えながら、一人ひとりに合わせた介入プログラムを提案できるよう努めたいと考えています。
◆多職種連携を円滑に進めるためのコミュニケーション能力
所属先の病院内では多くの職種と連携を図ってきました。連携を円滑にするためのコミュニケーションの重要性を学び、他職種とどのように関わると良いのかを考えながら業務にあたっていました。在宅分野では医療職だけでなく、患者様の家族や、介護スタッフとも連携を図る必要があると考えられるため、患者様に関わる多くの人とのコミュニケーションを意識しながら仕事をすることができればと考えています。

【保有資格・スキル】
◆保有資格:理学療法士 2011年4月
      福祉住環境コーディネーター2級 2014年9月

【自己PR】
これまで理学療法士として、急性期から回復期までの診療現場に携わらせて頂きました。急性期病棟では、リハビリを提供する上で、リスク管理の観点からも幅広い知識が求められ、広い視野が大切であるということを学ぶことができました。回復期病棟では、多職種と連携を図りながら、多くの患者様の自宅退院支援に関わらせて頂きました。仕事を通して患者様それぞれの背景を加味しながらリハビリサービスを提供することが重要であるということに気づき、それぞれの現場で、求められる視点や目標が変わってくることを実感しました。多くの患者様と関わるうちに、患者様の退院後の生活に興味が湧いてきました。今後は、患者様が住み慣れた自宅で、安心して暮らせるように、「生活に戻る」ためではなく「生活を継続」をするためのリハビリについて考えながら、患者様に満足頂けるリハビリを提供できるよう努めたいと思います。

4.職務経歴書作成の前に自己分析がおすすめ

ここまで、職務経歴書の書き方を紹介してきましたが、「わたしの場合、具体的にどんなことを書けば良いかわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。そんな時は、自己分析を行ってみましょう。

これまで経験してきたことを一つ一つ振り返ってみましょう。どんな患者さんを担当したか…どのような介入を行ったか、介入がうまくいった時、またはうまくいかなかった時…自分はどう感じたか、何を考えたか、何を学んだか…

箇条書きでも良いので、書き出してみるのも良い方法です。客観的に顧みることで、仕事中には気づかなかった自分の長所や短所、担当した患者さんとのやり取りを通して成長したところなど様々な点に気付くことができると思います。

自己分析によって、自分の特性を把握することで面接対策にもなるはずなので、おすすめです!

5.まとめ

今回は、理学療法士(PT)におすすめの職務経歴書の書き方をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

どう書けば良いのか悩んでしまうこともあると思いますが、あまり難しく考えず、まずは書いてみることが重要です。

書いているうちに、そういえばこんなこともあったな、とか、こういう経験をしたな、といった記憶が蘇ってきたりもします。

そんな時は、自己分析で書きたいことを整理して、今回の記事を参考に順番に記載してみてください。我々、PTOT人材バンクのキャリアパートナーにもお気軽にご相談ください!

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職務経歴書の意義や書き方の基本などについては、関連記事にもまとめていますので、もしよろしければこちらも参考にしてみてください。

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リハビリ職の職務経歴書の書き方(2ページ目)