転職活動を行う際に必要になってくるものが履歴書です。

数多くの求職者を見ている採用担当者は、履歴書の書き方からその人がどんな人物かを判断しています。しっかり履歴書を書くことができれば、転職活動をスムーズに進めることもできます。

今回はPTが履歴書を書くポイントと基本を紹介しますので、是非参考にしてみてください!

1.履歴書の基本

まずは簡単に履歴書の書き方について紹介します。こちらの表で各項目の書き方をご確認ください。

No項目名  書き方
日付・面接当日の日付を記入
氏名・大きく見やすい楷書体で丁寧に記入
・振り仮名は様式のふりがな又はフリガナ表記に合わせた仮名遣いで記入
生年月日・算用数字を使用して正しく記入
印鑑・シャチハタは使用せず、朱肉を使用する
・かすれないようまっすぐ捺印し、ティシュなどで押滲みを防止 
写真・3ヵ月以内に撮影したものを使用し、撮影時はスーツなど礼儀を欠かない服装を着用 ・前髪で、顔や目が隠れない様に留意し、自然な表情を心掛ける
・写真展などで撮影してもらう方が好ましい  ※インスタントも使用はできる ・写真の裏に名前を記入し、糊付けは最後に行う
現住所/連絡先  ・現住所は都道府県から記入し建物名は省略しない
学歴・中学校の卒業年次、もしくは高校入学年次から記載、高校入学以降は入学-卒業年次とも記載 ・学校名-学部-学科は省略しない
職歴・勤務した病院、施設名を入職と退職の年月を時系列順に記載 ・病院や施設の名称は省略せずに記入
資格/免許・資格を取得した順に正式名称で記載 ・職務に係わらないものも記載し、取得前のものも記載する

履歴書の基本的な書き方については、こちらのリハビリ職の履歴書の書き方 を参考にしてみてください。

2.理学療法士(PT)の志望動機の書き方

フォーマットが決まっている履歴書において、自由に記載できる志望動機はとても重要です。まずは、志望動機を書く際に意識して頂きたいポイントを5つお伝えします。

  1. 150文字~250文字、もしくは、4~5行程度が目安。敬語で書き、簡潔にまとめる。
  2. 志望動機例文や定型文をそのまま引用しない。
  3. ネガティブな内容、前職の愚痴を避ける。
  4. 応募先に対し、上から意見するような改善案などは書かない。
  5. 応募先の風土や業務内容と相性が良いと思わせることを意識する。

上記の項目の3と5は特に重視される項目なので、具体例を踏まえて詳しく見てみましょう。

[総合病院の例]
整形外科専門のクリニックで勤務をしていました。しかし、整形外科に通う方の中には併存疾患として、 ~中略~ 持っている方も多く、①「このリハを続けていていいのか?」という思いが強くなりました。 ~中略~ ②これまで得た知識や技術を活かし、邁進いたします。

ネガティブな内容、前職の愚痴を避ける

修正前①「このリハを続けていていいのか?」という思いが強くなりました。
修正例自身のスキルに疑念を抱く機会も増えていきました。

内容としては、どちらもスキル不足を痛感し改善したいというものですが、修正前の文章はクリニック全体を非難しているようにも受け取れます。そのため、修正例では自身のスキルと言及し、語弊を防いでいます。

応募先の風土や業務内容と相性が良いと思わせることを意識する。

修正前②これまで得た知識や技術を活かし、邁進いたします。
修正例新しいことも取り入れながら、貴院へ貢献できるように邁進いたします。

修正前でも意欲は伝わりますが、応募先に馴染む努力や成長意欲が少し感じにくい文章になっています。これまでの経験をベースに新しいことを吸収し、どんどんチャレンジしたいという意欲が伝わるように修正しています。

ネガティブな印象やマイナスなイメージを与えないようにすることをしっかりと押さえておきましょう!

3.理学療法士(PT)の志望動機例

ここでは、先ほどの書き方を踏まえながら、具体的な志望動機の例をご紹介します。施設形態ごとのポイントもありますので、是非参考にしてみてください。

総合病院の場合の例

怪我を繰り返していた私がお世話になったセラピストの方のようになりたくて、これまで整形外科専門のクリニックで勤務をしていました。

しかし、整形外科に通う方の中には併存疾患として、内部障害や脳卒中後遺症を持っている方も多く、自身のスキルに疑念を抱く機会も増えていきました。

私の理学療法士としての専門性を広げ患者様のお力になるためにも、多種多様な患者様を診ることができる貴院へ入職したいと考え志望しました。

これまで得た知識や技術を活かしつつ、新しいことも取り入れながら、貴院へ貢献できるように邁進いたします。

ポイント
総合病院では様々な疾患の方のリハビリ依頼がでる場合が多いため、一つの分野だけでなく、どんな分野にも対応するという意欲や熱意を伝えるようにしましょう!

クリニックや個人医院の場合の例

私はこれまで総合病院にて理学療法士として勤務し、多くの患者様を担当してきました。特に、脳卒中後遺症などの中枢疾患を有した方を担当することが多く、チームリーダーとしても診療にあたっていました。

貴院におかれましては、脳卒中後遺症を専門としたリハビリに力を入れられているとのことで、是非その一助として業務に励みたいという想いで応募させて頂きました。多くの患者様に喜んで頂けるように努めたいと思います。

ポイント
クリニックや個人医院では何かの分野に特化していることが多いため、その分野に対する知識や経験など専門性を活かせることをアピールできると良いでしょう!

高齢者福祉施設の場合の例

私が職業として理学療法士を選んだのには、私の祖父を診てくださっていたセラピストの方の影響が大きいです。祖父の様な方の力になりたく、これまで回復期にあたる病院で多くの患者様の診療にあたらせて頂きました。

回復期での仕事を通して、貴法人のような自宅外への退院される方も多くいることを知り、患者様の退院後の生活に強く興味を持つようになりました。

新たな領域でこれまでの経験を活かせないか考えていたところ、貴法人の掲げる理念に大変共感したため、是非とも一緒に働かせて頂きたいという想いで応募させて頂きました。

ポイント
デイサービスやデイケアなどを含む高齢者福祉施設では誰かの役に立ちたいといった利他の心や経営理念に対する共感を示すことで、専門性というよりも人となりの部分がアピールできるほうが良いことが多いです。

フィットネス施設の場合の例

これまで整形外科専門のクリニックで理学療法士として勤務し、スポーツでの怪我に悩む多くの方の診療にあたらせて頂きました。

私自身も怪我に悩んだ経験があり、怪我の予防という観点で専門性を活かすことができないか考えていました。

そんな折に貴社の行っている取り組み知る機会があり、貴社の一員として是非一緒に働かせて頂きたいと考え、求人に応募させて頂きました。体を動かすことを通して、多くの方の健康に寄与できるよう邁進したいと思います。

ポイント
フィットネス系の施設の場合、トレーナーやインストラクターの様な役割を求められることも多いので、病院での理学療法士としてはではなく、スポーツや健康増進への興味やその分野での経験などをアピールできるとよいでしょう。

4.趣味・特技の書き方と例

最後に、趣味と特技の項目についての書き方についてご紹介します

趣味・特技欄のポイント

趣味や特技欄では自身の人となりをアピールできるチャンスです。

「〇〇が好きな人・××が得意な人」という風に、採用担当の方にあなたの印象を残すことができるので、最低1つは記入するようにしましょう

趣味・特技の書き方

趣味・特技欄については特に決まった書き方はなく、箇条書きで書いても、文章で書いてもOKです。

自身の人となりを分かりやすく伝えられることを一番に考えて記入しましょう。

趣味・特技の具体例

箇条書き、文章、趣味特技がない場合の3パターンに分けて解説していきます。

①.箇条書きの場合

趣味:写真を撮ること(休日にカメラを持って自宅近くの公園に出かけ、写真を撮ることがストレス発散になっています。)
特技:PC操作全般(Word、Excel、PowerPointの基本機能は身についています。)

箇条書きの場合は各項目とも簡潔に記載し、()書きで内容を補足する形でOKです。

②.文章の場合

趣味:昔から写真が好きで、最近新しいカメラを購入しました。家の近くの公園で散歩をしながら写真撮影をすることが休日の楽しみです。
特技:学生の頃からPCをよく扱っていたため、Word やExcel、 PowerPointといった一般的なソフトは使用できます。

それぞれの項目についてちょっとしたエピソードを付け加えて記載します。

③.趣味・特技が特に思いつかない場合

特技:人の話を聞くこと(話しかけられやすい雰囲気があると言われることが多く、友人や後輩からの相談をもちかけられることが良くあります。)

患者様や利用者様にとって話しをしやすい相手というのは職業柄とても良い印象を与え、評価されるポイントになる可能性があります。

趣味や特技がこれといってないという方であれば、このように事業所を意識した内容にするのも手です。

また、ラーメン屋巡りのように日常のありきたりなことを少しアレンジして書いてもよいでしょう。自身アピールできる大事なポイントですので、必ず1つは記入するようにしましょう。

5.まとめ

今回は理学療法士(PT)の履歴書の書き方をご紹介させて頂きました。かなりボリュームのある記事になっていますが、各項目とも少しずつ読んで頂き、あなたの魅力や経歴がしっかりと伝わる履歴書を作ってくださいね!

書いていてわからないこと、悩んでしまうことがでてきたら、PTOT人材バンクのキャリアパートナーに遠慮なくご相談ください。

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