成約者様の情報

- 大阪府 理学療法士
- 30代 女性、独身
転職のきっかけ
求職者様は、主に急性期病院にてご経験を積まれてきました。
内気な性格で、人とコミュニケーションを取ることがあまり得意ではなかった求職者様。当時は時間外の勉強会や強制参加の飲み会、休日のイベント等が頻繁に開催されている職場でした。誘いを断ったことをきっかけに人間関係がぎくしゃくしてしまい、求職者様はかなり疲弊されていました。
業務にも影響が出るようになってしまい、精神的に耐え切れず、ご退職されたうえでご相談をいただきました。
ご希望条件と背景
求職者様は学生時代に過ごされたエリアへのお引越しを検討されており、新居から通いやすい場所を望まれていました。
また、業務時間外の勉強会や残業が少なく、できれば非常勤で、職場の人間関係も仕事として割り切ったお付き合いができるところを希望されていました。
業務内容は、在宅復帰のためのリハビリに興味をお持ちでしたため、回復期や介護老人保健施設が好ましいとのことでしたが、密度の高い人間関係を求められない職場であれば、施設形態にはこだわらないというご希望もいただきました。
提案から入職までの経緯
実際の人間関係や雰囲気などは相性に左右されることも多いため、まず残業時間や休暇日数などの観点から、プライベートの時間を確保しやすい求人を3件ほど提案いたしました。相性や雰囲気、人間関係の実情などは実際に見ていただいた方が判断しやすいと考え、求職者様には3事業所全ての求人に見学や面接を行っていただき、それぞれの職場でスタッフの方々と接した印象から、どんな職場がよいかを考えて頂くことにしました。
見学・面接に臨まれた結果、最初に求職者様が興味を示された都心部にある介護老人保健施設は、先に面接を進めていた他の方の採用が決まってしまい、2事業所目は面接の結果、不採用となってしまいました。
最終的に入職先となったのは、閑静なエリアにある総合病院でした。
採用ご担当者様は、スタッフに寄り添ったお考えをお持ちの方で、求職者様との面接でも「勉強したいことや、やりたいことがあれば、何でも挑戦できる環境づくりをする」というお言葉をかけてくださいました。しかし淡々と業務をこなしたいと願う求職者様は、かえってこの言葉に強いプレッシャーを感じてしまいました。
また、採用ご担当者様やスタッフの方々の落ち着いた雰囲気はとても気に入っているものの、勉強会など業務以外の役割が多くなるのではないかという、不安を感じていらっしゃいました。そこで、担当キャリアパートナーから、求職者様が面接時に感じた懸念点や、内気ながらも仕事に対して真面目な考えをお持ちの求職者様のご性格などを、先方にきちんとお伝えしました。
その結果、先方より「委員会や勉強会などへの参加は強制されるものではなく、あくまでも有志によるもの」である点や、リハ科の主任の方からも「職場内の飲み会に参加したことがないですよ」という点などを直接伺うことができたため、求職者様も安心してご入職頂くことができました。

担当者の視点
求職者様の懸念点であった職場環境や内情について、どんなに些細なことでも先方にヒアリングし、ご安心頂ける情報提供をできたことが今回のご入職に繋がったと思います。
当初は職場の方々たちと割り切ったお付き合いをするため、週5日の勤務でも非常勤を希望されていた求職者様ですが、「この事業所様なら常勤でもやっていける」という自信を持って頂くことができました。
また、業務上の他職種との連携については、求職者様の真面目さや、人付き合いが苦手になるほど人に対して気を配られる優しいお人柄などを、しっかりと採用ご担当者様にお伝えできたことで、入職先の深い理解に繋がったと思います。
ここがポイント
業務外のお付き合いの有無など、職場の雰囲気もお調べします!
医療施設に勤めていると、業務以外の役割や勉強会など、時にはプライベートの時間まで割かれてしまう場合もあります。また、職場の飲み会や慰安旅行などを楽しめないという方も数多くいらっしゃいます。
PTOT人材バンクでは、プライベートとの切り替えを重視したい方のご状況やご希望についても、入職先にしっかりお伝えし、ご理解を頂いたうえで安心してご入職いただけるよう心がけております。
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