感染症対策やライフワークバランスを重視する最近の風潮に合わせて、言語聴覚士として在宅ワークが可能な職場が増えています。通勤する必要がないことや自分のライフスタイルに合わせて仕事の予定を組みやすいなど、在宅ワークには多くのメリットがあります。

今回は、言語聴覚士として在宅ワーク可能な職場とはどのようなものかということやその特徴、探し方などについて解説します。

言語聴覚士として在宅ワーク可能な職場とは?

言語聴覚士の仕事は、個室で声を出しにくい方にリハビリをすることが多いので、比較的遠隔でリハビリをしやすい仕事だと言えるでしょう。また、リハビリ以外にも報告書や計画書の作成、会議や勉強会なども自宅で行いやすく、実際に在宅ワークとしてこれらの業務を行っている事業所なども少なくありません。

言語聴覚士として在宅ワーク可能な職場にはどんな特徴があるか?

言語聴覚士として在宅ワークが可能な職場に見られる特徴について、ここでは2つの点を考えてみましょう。

在宅ワークを行う環境が整っている

在宅ワークを行うには、職場と言語聴覚士の自宅の両方にパソコンなどの通信機器や通信システム、遠隔会議システムなどが整備されていなければなりません。これらのシステムを整備するのは、本来ならば雇用者側の負担で行うのが一般的ですが、すでに自宅にパソコンがある場合や、契約しているシステムなどがあればそのまま活用することもあります。

在宅ワークに力を入れている

在宅ワークを行うためのシステムがあっても、在宅ワークに積極的に取り組んでいる職場でなければ、当然在宅ワークを行うことは簡単には進められません。また、セキュリティなどの理由や従業員の就業管理に理解がない場合も難しいでしょう。

職場にテレワークやリモートワークの制度がある場合にはそれを利用できますが、もしそのような制度がない場合には、上司に在宅ワークができないかどうか話してみましょう。

言語聴覚士におすすめの在宅ワーク

言語聴覚士として在宅ワークを行う際に、実際にどのような仕事があるでしょうか。ここでは、2種類ほど見ていきたいと思います。

仕事の一部に在宅ワークが導入されている

先ほども述べたように、言語聴覚士としての仕事がすべてテレワーク化されている職場はそれほど多くはありません。報告書や計画書などの書類作成や、自主メニュー作りなど仕事の一部を在宅ワークとして行っているところで働くケースが多いでしょう。

言語聴覚士としての知識を活かしたほかの職種も

副業として行っている方もいますが、言語療法士としてこれまで培ってきた技術や知識を活用して専門性の高いライターとして働く方法もあります。このような仕事であれば、パソコンとインターネット接続環境があればすぐに始めることができます。

言語聴覚士の在宅ワーク可能な職場の探し方

言語聴覚士として在宅ワークを考えている方は、求人サイトやインターネットなどに出ている求人情報をチェックしてみてください。求人情報に「テレワーク・在宅OK」といった条件が出ている求人などを探してみましょう。

従業員規模が大きい施設や事業所ほど在宅ワークが導入されている可能性が高いので、そのような職場に応募してみて、面接のときに在宅勤務があるかないかを聞いてみるとよいでしょう。

また、忘れてはならないのが、知人や以前の仕事関係者などのつてや情報です。自分が在宅勤務可能な仕事を探しているのを伝えておけば、情報を教えてもらえることがあります。これまでに培ってきた人脈なども活用して探してみてください。

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