飲み会や勉強会への強制参加で疲弊！距離を置いて働ける職場へ-大阪府の理学療法士(PT)の転職成功事例-

S.Oさんは、これまで主に急性期病院にて経験を積まれてきました。
内気な性格であまり人とコミュニケーションをとることが得意ではなかったS.Oさん。
前職では時間外の勉強会や強制参加の飲み会、休日のイベント等が頻繁に開催されている状況でした。
そのような環境で、少し誘いを断ったことをきっかけに人間関係もぎくしゃくしてしまい、S.Oさんはかなり疲弊されていました。
業務にも影響が出るようになってしまい、精神的に耐え切れず前職を退職された上で、ご相談をいただきました。

S.Oさんは、学生時代に過ごしたエリアへのお引越しを検討されており、新居から通いやすい場所を望まれていました。
また、業務時間外の勉強会や残業が少なく、できれば非常勤で、職場の人間関係も仕事として割り切ったお付き合いができるところを希望されていました。

業務内容については、在宅復帰のためのリハに興味をお持ちだったため、回復期や介護老人保健施設が好ましいとのことでしたが、密度の高い人間関係を求められない職場であれば、施設形態には拘らないというご意見もいただきました。

実際の人間関係や雰囲気などは相性に左右されることが多いため、まず残業時間や休暇日数などの観点から、プライベートな時間を確保しやすい求人を3件ほど提案いたしました。
相性や雰囲気、人間関係の実情などは実際に見ていただいた方が判断しやすいと考え、S.Oさんには3件全ての求人に面接や見学を行っていただき、それぞれの職場でスタッフの方々と接した印象から、どんな職場がよいかを考えていただくことにしました。

見学・面接に臨まれた結果、最初にS.Oさんが興味を示された都心部にある介護老人保健施設は、先に面接を進めていた他の方の採用が決まってしまい、2件目は面接の結果、不採用となってしまいました。

最終的に入職先となったのは、閑静なエリアにある総合病院でした。
採用ご担当者様は、スタッフに寄り添ったお考えをお持ちの方で、S.Oさんとの面接でも、「勉強したいことや、やりたいことがあれば、何でも挑戦できる環境づくりをする」というお言葉をかけてくださいました。
しかし、余計なことは考えず、淡々と業務をこなして行きたいと願うS.Oさんは、かえってこの言葉に強いプレッシャーを感じてしまいました。

また、採用ご担当者様やスタッフの方々の落ち着いた雰囲気はとても気に入っているものの、勉強会など、業務以外の役割が多くなるのではないかという、不安を感じていらっしゃいました。
そこで担当キャリアパートナーから、S.Oさんが面接時に感じた懸念点や、内気ながらも仕事に対して真面目な考えをお持ちのS.Oさんのご性格などを、入職先の採用ご担当者様にきちんとお伝えしました。

その結果、採用ご担当者様より、「委員会や勉強会などへの参加は強制されるものではなく、あくまでも有志によるもの」であることや、リハ科の主任の方にも、「職場内の飲み会に参加したことがないですよ」ということなどを直接伺うことができたため、S.Oさんも安心して、ご入職いただくことができました。