“退院後の生活”を支えるため在宅分野へ
石川千亜紀さん
- 【所属・役職】新さっぽろ・言語聴覚士
- 【セラピスト歴】15年
- 【白ゆりグループ歴】約1年
- 【1日の平均訪問件数】3~5件
- 【オンコール当番】リハビリスタッフはなし
- 「通勤時間は車で片道15分。30分や1時間かけて通勤しているスタッフもいます」
Q 入職のきっかけを教えてください
病院で働いていたころから、患者さんのご自宅での生活に関われる訪問に興味があったんです。病院では言語訓練や嚥下訓練を行いますが、退院されてからの患者さんが、生活するうえでどんな苦労をしているのか見えてきませんでしたから。在宅分野で働く言語聴覚士が少なかったこと、札幌市内で訪問リハビリを行っている事業所が少なかったこともあり、病院を退職してからいったん機能特化型デイサービスに勤務しました。その後、紹介会社経由で当ステーションを紹介されて入職したのがきっかけです。
Q 実際に訪問リハビリを始めていかがですか?
デイサービスで専門分野以外の仕事にも携わっていたので、自分としてはいろんなことが出来るつもりでいたんです。けれどいざ当ステーションで働き始めたら、利用者様の健康面から生活から、全体を把握するために不足している知識や技術がたくさんあると感じました。そうしたとき、職種や役職も関係ない“スタッフの程よい距離の近さ”に助けられています。「今日のリハでこんなことがあって」と報告すると、「こういうのはどうかな?」といった具合にすぐアドバイスをいただけるんです。困ったことをすぐ相談できるのは心強いですよね。
Q 訪問リハビリの魅力を教えてください
STの専門分野は言葉の訓練や食べることのお手伝い、嚥下のリハビリですが、目の前の利用者様が本当に困っているのは「膝が痛い」ことだとしたら、私にも出来ることがあるかどうかを考えられることです。病院だったらあくまでも嚥下の訓練しかできませんが、在宅では幅広く利用者様に関われることが楽しさ、やりがいだと思うんです。これからも“言語聴覚士だから”と資格で境界を引かず、生活全般を見て利用者様を支援していきたいですね!
ある1日
8:15 | 出勤 |
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8:30 | 朝礼、訪問準備 |
9:00 | 午前の訪問出発 |
9:15 | 1件目 |
10:15 | 移動 |
10:45 | 2件目 |
11:45 | 移動 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 午後の訪問出発 |
13:15 | 3件目 |
14:15 | 移動 |
14:45 | 4件目 |
15:45 | 移動 |
16:15 | 5件目 |
17:15 | 移動 |
17:30 | 退勤 |
先輩セラピストの声一覧
畠山功さん(理学療法士) 幅広い知識を身に着け主任として活躍中 |
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越後信哉さん(作業療法士) 病院勤務から在宅未経験で入職 |
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石川千亜紀さん(言語聴覚士) “退院後の生活”を支えるため在宅分野へ |