退院目的の回復期から、退院後のQOLの維持を目的とした仕事へ-大阪府の理学療法士(PT)の転職成功事例-

N.Sさんは、20代の女性の作業療法士の方です。
自己応募で入職したデイサービスにお勤めされていましたが、職場が掲げる「ご利用者様に寄り添ったサービス」からあまりにもかけ離れた現場の実態や、様々な場面での運営法人のずさんな対応に、疑問をもたれていらっしゃいました。
「このまま、いい加減な職場に染まってはいけない！」という危機感から、転職を決意され、PT/OT人材バンクにご登録されました。

N.Sさんは、すでに前の職場からの退職が決まっていました。
収入を確保するため、転職活動中は週1日だけ、他の職場に勤務することにしていました。
そのため現状では新しい職場へは週4日しか就業が出来ない状況でした。
現在の状況を踏まえ、近い将来に常勤勤務への切り替えが可能で、なおかつ、非常勤での勤務中も社会保険に加入できることを望まれていました。

また、N.Sさんは、回復期病棟時代の経験から、退院させるためのリハビリよりも、QOLの維持を目的とした利用者様に寄り添ったリハビリに興味を示されていました。
今後、介護保険の分野を強化していく厚生労働省の方針も見据えられた上で、デイサービスを経験できる教育体制の整った職場に行きたいというご希望もお持ちでした。

前職が掲げていた理念と現場の実態がかけ離れていたことを目の当たりにしたご経験から、N.Sさんは、求人に記載されている内容について慎重に検討するようになっていました。
そこで担当キャリアパートナーは、N.Sさんの希望する条件に合致した求人を選定した上で、それぞれの採用ご担当者さまにN.Sさんが前職で感じていたお気持ちを全てお伝えし、共感やご理解を示してくださった職場をN.Sさんにご提案することにしました。

その中でも、新年度から常勤勤務への切り替えが可能で、10年間の臨床経験をお持ちのリハ職の方が在籍し、維持期を学べる環境が整っている病院をご紹介させていただきました。
デイサービスが小規模で、ご利用者様1人ひとりにしっかりと向き合えることや、面接の際に採用ご担当者様が、N.Sさんが望まれたQOL維持に関する業務への配属を約束してくださったことが決めてとなり、「是非に！」というお気持ちでの、ご入職となりました。