どんな職場でもいじめは存在しますが、言語療法士の職場で起きやすいというのは事実なのでしょうか。言語療法士の職場でいじめが起きやすい理由、対処法などについて考えてみました。

女性が多い職業がゆえに起こりやすいことも

言語聴覚士の資格は、看護師以外の医療系資格の中では女性の割合が多い職種です。そのため、女性スタッフが多い職場も少なくありません。医療関係施設に勤務する場合は、看護師と関わることも多く、看護師も女性が多いので、治療方針の対立からギスギスした関係になることもあるかもしれません。

とはいっても、看護師は関わる機会はあってもずっと一緒に仕事をしているわけではないので、うまくやり過ごせるでしょう。

いじめがあった場合につらいのは、やはり日頃一緒に仕事をするリハビリ内、とくに同じ言語療法士内でしょう。どうしても女性の多い職場では、人間関係のトラブルが起きやすくなっています。これはどんな業種でも同じことです。

職場で上手にかわす方法

職場内で気の合わない人がいたとしても、ここは職場であると割り切って、仕事以外で関わらないようにするのも手です。プライベートな話題も極力避けて、仕事上の付き合いに徹することです。

いじめのような行為をしてくる人は、他人との距離の取り方がわからない人であることがほとんどです。まして、学生でもなく社会人になってもそのようなことをしてくる人は、大人になり切れていない、幼稚な部分の残っている人と言えるでしょう。

そのような人とは距離を取って相手にせず、淡々と業務に徹しましょう。きちんと仕事をこなしていれば、仕事上のことであれこれ言われることはないはずです。それでもいじめのようなことをされるなら、上司に相談してみましょう。

あなた自身が日頃からきちんと仕事をしていれば、あなたの訴えを理解してもらえるはずです。

「なんかヤバいかも…?」注意すべき人の特徴

とはいえ、職場でひたすら業務だけをこなすのも淋しいものですよね。どんな人に気をつければいいのかがわかれば、対応することもできそうです。

同期の場合

同期で入社して、本当なら仕事上のつらいことを相談できるはずなのに、やたらとライバル視され、うまくいかなくなってしまうこともあります。マウントされるような言動が多ければ、気をつけたほうがいいでしょう。

同性の先輩の場合

女性同士仲良くできればいいのですが、ときにはいじめの対象とされてしまい、一番トラブルのおきやすい相手かもしれません。

最初から過剰に警戒するのはよくないですが、どのような人かわかるまでは、プライベートで親しくなりすぎるのは考えたほうがいいかもしれません。プライベート間でなにかあった場合、職場でのいじめにも直結してしまうことがあるので、入職後しばらくは様子を見たほうがいいでしょう。

上司の場合

上司に問題のある人がいた場合は、被害者はあなただけではないことが多いはずです。特定のお気に入りだけひいきする、ターゲットを決めて業務上の指導を超えた嫌がらせをしてくるなど、パターンはいろいろあります。あまりにもひどいときには、さらに上の立場の人に相談しましょう。

転職で解決することも

職場でのいじめやトラブルが我慢の限界を超えたときには、無理に我慢することを続けず、転職を選ぶこともできます。転職を「逃げ」と考える人がいますが、そうではありません。自分に合うところではなかったと見切りをつけ、次のステップに進むことも大切です。

職場でのいじめやトラブルは珍しいことではなく、転職することで悩んでいたことが嘘のようにスッキリしたという人も多くいます。

精神的なダメージを我慢しすぎて、身体にまで影響が出てしまうことがありますが、身体を壊してしまっては元も子もありません。もう限界!と思ったときには、思いきって転職という解決方法も考えてみてはどうでしょうか。

ご希望の条件に合った転職先が見つかるように、しっかりとお手伝いさせて頂きますので、お困りの際はPTOT人材バンクのキャリアパートナーに遠慮なくご相談ください。
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